「短距離整流技術」

Short-Distance Flow Stabilization Technology

日本風洞製作所の技術

日本風洞製作所は短距離で均一・乱れのない気流をつくりだす「短距離整流技術」を強みとしております。
これにより、Aero Optimシリーズのようなコンパクトな製品が実現するほか、従来型大型風洞もより短く・省エネに製作することができます。

Aero Optimシリーズの風洞試験装置は全長が1.4mしかございません。従来型では全長20m~数百メートルが一般的です。通常、このような短距離で気流を整流するためには均一化の過程で莫大なエネルギーが必要となり、送風機のサイズが大型化してしまいます。そのため、従来型の風洞に採用されている整流手法ではこのキューブ状でスタック可能な風洞のコンセプトは成り立ちません。

弊社では、軍用ジェットエンジンやロケットエンジンなどに使用されている技術手法を採用し、初代コンセプトから実に8世代のプロトタイプ、そして何百回もの試作を繰り返し、従来の風洞では見られない独自のディストーションスクリーン技術、ガイドベーン技術を開発しました。

この技術により、このパッケージに機能を収めることができております。この高効率な整流技術は弊社の大型風洞などにも生かされており、弊社が設計する風洞は総じてエネルギー効率が高いのが特徴です。


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