OUR TECHNOLOGY

弊社の技術



日本風洞製作所は風で発電する「風力発電技術」、風を自在に送る「送風技術」、風洞試験などで空力の問題点を的確に洗い出す「風洞解析技術」の3つの技術を柱とする風の総合商社です。

日本風洞製作所の「風力発電技術」

弊社は風力発電技術の中でも特に難易度の高い2重プロペラ風力発電技術を中心に技術開発・製品開発を行っております。2重プロペラ風力発電機は風力発電機の中でもコストの割合が高いタワー・発電機を1セットのまま、コストが比較的低い羽根を2セットに増やし、発電量は風車2基分・コストは1基分以上1.5基未満を目指す風力発電機です。40年以上前から研究されてきましたが、異なる回転速度で回転する2層の羽根の動力を「エネルギーロス無く、抵抗なく、風車の特性を崩すこと無く、低コスト」で1つの発電機に接続する動力伝達が達成できないために製品化されることが1度もありませんでした。弊社ではこの動力伝達装置の開発に成功し、世界で初めて2重プロペラ風力発電機の製品化に成功しました(特許技術)。
奇抜な形状で従来型の1.5倍、2倍という発電量を叩き出す風力発電機は多々ありますが、多くは2倍の発電量・3倍のコストというように数字上の性能が高くとも、コストに見合わない場合が多く、普及には至っておりません。特殊形状の風力発電機はアイディア出しの段階から生産工程・施工などに関して十分な知識を有し、十分に配慮しない限り、コストパフォーマンスの高いものは生まれません。弊社では開発初期段階より生産・施工まで見据えたコスト管理を行うことでコストパフォーマンスの高い風力発電ソリューションをご提供しております。2重プロペラ風力発電機に限らず、お客様のニーズに最も合ったソリューションをご提供するため、様々な方式・形式の風力発電装置を試作・製作しております。

左写真 通常型1kW風力発電機施工の様子
右写真・中央写真 弊社1kW2重プロペラ風力発電機

日本風洞製作所の「送風技術」

日本風洞製作所の風力発電技術を支えているのは、弊社社名にもなっております、「風洞試験装置」の確かな技術です。その風洞試験装置を高性能のまま、軽量化・小型化するために必要なのが送風に関わる技術です。弊社が特に得意とするのは流路を短くする技術です。通常、風洞試験装置などの全長を短くすると気流の状態が悪くなり、風洞試験装置の測定精度が低下してしまいます。弊社は特殊形状のファン(タンデムロータファンや2重反転ファン)や緻密に設計・計算した分圧スクリーンなどを用いて風洞の性能を損ねること無く、全長を3分の1~5分の1に短縮することができます。また、同時に送風機のための静音化技術、防振技術などは風力発電機の性能向上にも大いに役立っております。

左写真 Aero OptimとAero Optim-S
中央写真 Aero Optimシリーズ搭載の反転タンデムローター送風機およびベルマウス・内部に分圧スクリーン
右写真 流路全長が1m未満で流路全長4m程度の風洞の働きをするAero Optim

日本風洞製作所の「風洞解析技術」

日本風洞製作所において高効率・低コストな風力発電機が製作できるのも、超小型・大面積の風洞試験装置が製作できるのも、確かな風洞試験・解析の技術があってこそです。過去に世界最大・最速の風向変動風洞試験装置(特許技術)の開発にも成功した風洞試験の技術を活かし、製品開発を行っております。
風洞試験技術の中でも特に製品開発に貢献している技術として、「BCS」(Blockage Correction System:閉塞効果補正システム)があります。通常、風洞試験を行う場合は閉塞効果によって測定結果がずれることを避けるため、測定対象物の何倍もある大きな風洞で試験を行います。しかし測定対象物の何倍もある大きな風洞試験装置は維持費が莫大なものになるため、可能な限り小さな風洞で試験を行いたいのが万人の願いです。「BCS」は閉塞効果を測定対象物の特定箇所の寸法・表面状態などからある程度予測し、その分のデータ補正を行うシステムです。特に似た形状のものでの試験を多数行う場合に有効な技術で、弊社では自転車風洞Aero Optimの測定精度向上、自社内での風力発電機の性能試験などに活用しています。