-概要-

「Aero Optim」は競技自転車の空力測定に特化した、世界最小の風洞試験装置です。競技自転車に乗った状態でのフォーム検討や、ウェア・装備品の選択、性能測定などにご利用頂けます。測定台を折りたたむと証明写真機程度のサイズになるため、店舗・事務所などでも気軽に導入頂けます。大容量蓄電池を標準搭載しており、家庭用コンセントのみで運用していただけます(200V動力など不要)。


この装置は「風洞試験装置」という測定機器で、実際の環境に近い風を流し、風から試験対象物が受ける力などの影響を調べることが出来ます。特に、この競技自転車専用風洞「Aero Optim」では、自転車と競技者が風から受ける損失「空気抵抗」を精密に測定することが出来ます。自転車を漕ぐエネルギーの80~90%は空気抵抗として消費されています(右図)。そのため、空気抵抗をいかに低減するかは競技者にとって非常に重要です。

自転車を漕ぐときにかかる各抵抗の円グラフ

これまで空気抵抗はホイールやフレーム、ウェアなどのメーカーが測定した値を雑誌などで見るしか知る手段がありませんでしたが、この装置では誰でも簡単に空気抵抗の各種数値を測定することができます。

-特徴-

コンパクト
(世界最小)

競技用自転車に競技者が搭乗した状態で風洞試験(抗力測定)が行える装置としては、世界最小の製品になります。コンパクトさのポイントは、吹出口に折りたたむことができる測定台、そして特殊なタンデムロータ型送風機にあります。コンパクトであると同時に、スポーツ風洞試験に十分な測定精度・気流精度を備えます。

高解像度

風洞は一般的に装置のサイズが大きければ大きいほど、測定精度・気流精度が高くなります。Aero Optimは独自開発の「BCS」(Blockage Correction System:閉塞効果補正システム)や自転車搭乗者の重心移動によるノイズを除去するシステムを登載することでコンパクトに高い測定精度を実現しました。大型の風洞試験装置との測定結果の比較データを近日公開予定です。

低コスト

同程度の測定部寸法を持つ他社の風洞試験装置に比べ、10分の1~50分の1程度のコストで導入頂けます。測定対象を競技用自転車に絞ることによって低コスト実現しています。

高い
ユーザビリティ

操作部はタッチパネル式になっており、誰でもすぐに使用できるユーザビリティの高いソフトウェアを搭載しています。測定モードを開始すると、選択したモードの測定について風洞から音声・映像で指示が出ます。風洞の指示に従い、自動で風洞試験が行われ、測定結果の解析・表示まで全自動になっております。自転車の固定も専用クイックリリースで工具無しで簡単に行なえます。

-標準仕様-

モデル名 Aero Optim
風速範囲 5m/s~15m/s(約18km/h~約55km/h)
2方向からの映像(720p HD)
風速(m/s)
可変条件 風速(5m/s~15m/s)
車輪ローラー回転数(車速5km/h~60km/h相当)
データ補正システム「BCS」搭載 ※2
送風機仕様 15kW(7.5kW×2基)
ブースト時20kW(Max120sec)
電源 AC100V 20A
蓄電池 12V 100Ah鉛蓄電池×6
収納寸法 1500(W)×2000(H)×1200(L)mm
展開寸法(試験時) 1500(W)×2000(H)×3000(L)mm
重量 300kg(乾燥重量)※3

※1 Aero Optimでは抗力値はフィルタリング済みの値のみの表示となります。

※2 「BCS」(Blockage Correction System:閉塞効果補正システム)の略称。

※3 蓄電池の重量は含みません。

-標準仕様 定価-

325万円(税抜価格)
※輸送費別

-発売予定日-

2019年4月予定

別売品・アタッチメント

スモーク可視化用レーザーライトシート

【発売予定】後流偏向防風板

風洞の風下に強い風が流れていかないよう、風洞から出た風を上方に偏向するための防風板。風洞の測定台の風下1m程度の場所に設置すると、風洞の風下の風速を最大6m/s(扇風機の「弱」程度)に抑えることが出来ます。風下に物を置かないといけない環境下でのご利用に最適です。

【発売予定】スモークマシン

可視化用煙発生装置・専用ノズル。

【発売予定】高風速パッケージ

15kW送風機を20kW送風機に換装・ブースト時の最大風速を55km/hから70km/hに向上させるパッケージ。

-保守・メンテナンス-

保守・メンテナンス

ご購入時に保守契約を締結して頂けますと、故障時の修理対応(日本国内のみ)・年1回のメンテナンス、校正作業を行います。通常の製品保証期間は設置後1年間です。